つくる責任つかう責任
持続可能な消費生産形態を確保する。
責任ある消費と生産はなぜ大切か
世界人口が2050年までに96億人に達するとすれば、現在のライフスタイルを維持するために、ほぼ3つの惑星が必要になります。
私たちの消費と生産のパターンを変えるための行動を起こさなければ、環境に取り返しのつかない損害を与えてしまいます。
日本の「食品ロス」は643万トン
SDGs目標12のターゲットの1つに、「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。」というものがあります。
日本では、年間2,759万トンの食品廃棄物等が出されています。
このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は643万トンです。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成29年で年間約380万トン)の1.7倍に相当します。
「エシカル消費」で世界の未来を変える
持続可能な生産と消費には、資源を効率的に利用すること、省エネを推進すること、製品サイクルの視点で廃棄物を管理すること、社会の仕組みそのものを見直すことなど、様々な角度からの取り組みが求められます。
最近よく耳にするようになった、「エシカル消費」という言葉、ご存知でしょうか?
「エシカル消費」はより良い社会に向けた、人や社会、環境に配慮した消費行動のことです。
私たち一人ひとりの日々の暮らしから、買い物を通じて、企業を動かし、世界が抱えている問題を解決に導く一端を担うこともできるのです。
具体な目標一覧(ターゲット)
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12.1
開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。
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12.2
2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
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12.3
2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
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12.4
2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
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12.5
2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
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12.6
特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。
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12.7
国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
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12.8
2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
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12.a
開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。
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12.b
雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。
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12.c
開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する、化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。
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