SDGs SCRUM

SDGsに取り組む企業や団体を応援するメディア

すべての人に健康と福祉を

GOOD HEALTH AND WELL-BEING

あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

世界では、5歳になれない子どもが毎年600万人以上

近年は医療や福祉の分野で著しい進歩が見られていますが、依然として全ての人が適切な医療を受けられる状態ではありません。世界では毎年5歳の誕生日を待たずして命を失う子どもの数は600万人を超えています。また開発途上国では、今も女性の半数が必要な医療を受けられていません。

妊産婦死亡率は1990年以降約50%減少するなど、医療の進化に伴う改善は進められていますが、すべての人に適切な医療、医薬品やワクチンの普及はまだ不十分な状態です。

健康は経済の基盤

すべての人に健康な生活を確保するためには、多額の費用が必要になりますが、それによって得られる恩恵は費用にまさります。 人が健康であることは、健全な経済を支える基盤だからです。

例えば、インフルエンザや肺炎など、予防可能な病気の予防接種に10億ドルを費やせば、毎年100万人の子どもの命を救うことができると言われています。

いくつかの最貧国では、健康と医療の改善により、過去10年間で所得成長が24%伸びています。

誰もが心身ともに健やかに暮らしていく権利があり、それを保障するための社会制度もなくてはならないものです。

すべての人に健康で安心できる暮らしを

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」では、あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進することを課題としています。

たばこやお酒、薬物乱用、ストレスによる自殺、高齢者の孤独死、交通事故による死傷者の増加、環境汚染によって健康を害することなどは、日本も例外ではなく、国の貧しさだけが問題の背景とは限りません。

具体な目標一覧(ターゲット)

  • 3.1

    2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。

  • 3.2

    全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、 2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。

  • 3.3

    2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。

  • 3.4

    2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。

  • 3.5

    薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する。

  • 3.6

    2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。

  • 3.7

    2030年までに、家族計画、情報・教育及び性と生殖に関する健康の国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスを全ての人々が利用できるようにする。

  • 3.8

    全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。

  • 3.9

    2030年までに、有害化学物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

  • 3.a

    全ての国々において、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の実施を適宜強化する。

  • 3.b

    主に開発途上国に影響を及ぼす感染性及び非感染性疾患のワクチン及び医薬品の研究開発を支援する。また、知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)及び公衆の健康に関するドーハ宣言に従い、安価な必須医薬品及びワクチンへのアクセスを提供する。同宣言は公衆衛生保護及び、特に全ての人々への医薬品のアクセス提供にかかわる「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」の柔軟性に関する規定を最大限に行使する開発途上国の権利を確約したものである。

  • 3.c

    開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において保健財政及び保健人材の採用、能力開発・訓練及び定着を大幅に拡大させる。

  • 3.d

    全ての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康危険因子の早期警告、危険因子緩和及び危険因子管理のための能力を強化する。