貧困をなくそう
あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
世界で約10人に1人は極度の貧困
世界では今もなお貧困で苦しい生活をしている人がおり、国際貧困ラインである1日1ドル90セント未満という極度の貧困の中で生活している人は、7億人以上、世界人口の約10人に1人(11%)にも当たります。
また、お金だけではなく、食料や水、医療、住居、教育などの必要な物やサービスがない、あるいは受けられないことなども貧困に含まれます。
日本の子どもの7人に1人が貧困状態
生きていくために必要な最低限のお金がない「絶対的貧困」もありますが、その国の生活水準より低い収入で生活せざるをえない状態も「相対的貧困」と言われる貧困です。
豊かな国と言われる日本国内でも相対的貧困は存在し、7人に1人の子どもが相対的貧困状態にあるとされています。相対的貧困は一見では分かり難く、支援の手が届き難いことが問題となっています。
貧困の連鎖を断ち切る
貧困状態の人は、教育を受ける余裕がなく、貧困が次の世代へと連鎖する傾向にあります。貧困をなくすには、先進国から途上国への援助や、日本などの先進国内でも経済的・社会的に弱い立場の人への支援が必要です。
SDGsでは、2030 年までに、あらゆる形態の貧困を終わらせることを目標としています。
※1 官民協働のオールジャパンで取り組む日本型教育の海外展開事業。『日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)』公式サイト
具体な目標一覧(ターゲット)
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1.1
2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
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1.2
2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。
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1.3
各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。
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1.4
2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、全ての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。
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1.5
2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。
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1.a
あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。
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1.b
貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。
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