安全な水とトイレを世界中に
全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
世界の10人に3人は、安全な飲み水を手に入れられない
水やトイレなどの衛生施設を利用できることは、人権のひとつですが、全世界で約18億人が、糞便によって汚染された飲料水源を利用し、トイレや公衆便所など、基本的な衛生施設を利用できない人々も約24億人を数えます。
世界人口の40%を超える人々が、水不足の影響を受けていますが、この割合はさらに増えると予測されています。
毎年200万人以上が、下痢性疾患で命を失っている
人間の活動に起因する廃水の80%以上は、まったく処理されないまま川や海に排出され、汚染を引き起こしています。
世界中で毎年200万人以上が、下痢性疾患で命を失っています。劣悪な衛生状態と安全でない水がその原因の90%近くを占めていて、死者のほとんど(180万人)は子どもです。
水と衛生に関連する疾病は今でも、5歳未満児の大きな死因となっています。
安全な水の確保は、持続可能な未来につながる
安全な水の確保は、「命」の問題だけではありません。水へのアクセスが改善した地域では、子供たちの就学率が改善されたり、女性の社会進出が促進されたりします。
インフラを整備し、管理を改善しない限り、毎年数百万人が命を失う状況が続くだけでなく、生物多様性と生態系のレジリエンスはさらに失われて、豊かさと、より持続可能な未来を目指すための取り組みは、根底から損なわれることになります。
具体な目標一覧(ターゲット)
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6.1
2030年までに、全ての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成する。
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6.2
2030年までに、全ての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女児、並びに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。
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6.3
2030年までに、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模で大幅に増加させることにより、水質を改善する。
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6.4
2030年までに、全セクターにおいて水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
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6.5
2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
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6.6
2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼を含む水に関連する生態系の保護・回復を行う。
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6.a
2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術を含む開発途上国における水と衛生分野での活動と計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。
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6.b
水と衛生に関わる分野の管理向上における地域コミュニティの参加を支援・強化する。
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