平和と公正をすべての人に
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
SDGsの目標達成に平和な社会が必要
SDGs(持続可能な開発目標)を進めるためには、紛争やテロリズム、暴力などで命を落とす人や、財産を奪われる人のいない、平和で公正な社会が必要です。
暴力と治安の悪化は、その国の開発に大きな打撃を与え、長期間社会に不満を与え続けます。
世界では、4人にひとり(5億3,500万人)の子どもが、災害や紛争、不安定な情勢など、緊急事態下の国や地域で暮らしています。
2018年、紛争や迫害により故郷を追われた難民の数は7000万人を超えました。
誰もが納得する法律や制度が必要
途上国では、生まれてきた赤ちゃんの約半数が、「出生登録」されず、教育や医療などその国の国民としての基本的なサービスを受ける権利が与えられていません。
また、私たちの周りでも、年齢やジェンダー、身体的違い、宗教的違いなどによる「差別」や「虐待」、「いじめ」が多く存在します。
全ての人が納得し、守られる法律や制度、政治の仕組み、教育制度を作っていくことが求められています。
世界で起こっている紛争に対して、日本からも農業、インフラ整備、教育、医療、金銭的な支援、NPO・NGOによる紛争地域への支援活動など様々な支援が行われています。
私たちにも、目標16のために取り組めることがあります。
世界情勢にしっかりと目を向けて寄付や募金、活動に参加すること。
私たちの身の周りの社会(会社、家族、友人など)の中で価値観の違いや多様性を受け入れ、尊重すること。
公正な社会を作っていくために、積極的に政治に関わっていくこと。
みんなで力を合わせて、SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」を実現していきましょう。
具体な目標一覧(ターゲット)
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16.1
あらゆる場所において、全ての形態の暴力及び暴力に関連する死亡率を大幅に減少させる。
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16.2
子供に対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する。
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16.3
国家及び国際的なレベルでの法の支配を促進し、全ての人々に司法への平等なアクセスを提供する。
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16.4
2030年までに、違法な資金及び武器の取引を大幅に減少させ、奪われた財産の回復及び返還を強化し、あらゆる形態の組織犯罪を根絶する。
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16.5
あらゆる形態の汚職や贈賄を大幅に減少させる。
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16.6
あらゆるレベルにおいて、有効で説明責任のある透明性の高い公共機関を発展させる。
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16.7
あらゆるレベルにおいて、対応的、包摂的、参加型及び代表的な意思決定を確保する。
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16.8
グローバル・ガバナンス機関への開発途上国の参加を拡大・強化する。
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16.9
2030年までに、全ての人々に出生登録を含む法的な身分証明を提供する。
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16.10
国内法規及び国際協定に従い、情報への公共アクセスを確保し、基本的自由を保障する。
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16.a
特に開発途上国において、暴力の防止とテロリズム・犯罪の撲滅に関するあらゆるレベルでの能力構築のため、国際協力などを通じて関連国家機関を強化する。
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16.b
持続可能な開発のための非差別的な法規及び政策を推進し、実施する。
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